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気候変動の課題解決に取り組む学生ワークショップ2025② 村上舞

今回は、私が参加した3/10~14に東京の📍国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催された、「気候変動の課題解決に取り組む学生ワークショップ」についてご紹介します!


このワークショップは環境省をはじめ、多くの研究機関の方々が開催したイベントで、全国から集まった大学生及び大学院生らが、4つのグループに分かれて、地域やグローバルの視点から、気候変動や脱炭素化にむけた問題について真剣に考え、最後に提言を発表します。提言発表にむけて、私たちは脱炭素化に取り組む、企業関係者や大学教授、政治家、地方自治体など様々な有識者の方々から貴重なお話聞かせていただいたほか、実際に、東京都庁に足を運び、東京都の脱炭素に対する取り組みについて、直接お伺いすることができました。このように、多角的な視点から見た脱炭素化問題について、学びを深めることができた充実した5日間となりました。



私は〝サステナブルな調達に向けた政策課題”を〝地域″の視点から考えるチームに所属しました。

このチームを選択したのは、私が大学のゼミで研究していることもあり、地域活性化やまちづくりに興味があるため、地域課題を解決し、持続可能な地域社会づくりについて深く考え、今後の自分の学びに生かしていきたいという思いがあったからです。


私たちのグループでは、フラワーロス🌸の課題に着目しました。

リラックス効果や、地域のらしさを表現する力があるお花×地域づくりで、花き産業が盛んな地域の〝Sustainability &Well-beingの両立”と、〝Co-Benefitを実現″する持続可能な地域社会を形成する取り組みを提案しました。


↓以下に私たちの提言の内容をまとめています。


タイトル:フラワーソシャエティ5.0シティ🌸


✳課題✳

・〝ロスフラワー″は年間〝約10億本”発生

・花の出荷本数の〝3分の1”にあたる


・廃棄の原因は、花の生産→流通→消費の過程で以下のフラワーロス🌸が発生すること


・規格外品の発生(生産)

・運送中の破損(流通)

・余剰在庫、売れ残り(消費)


✴解決策✴

・モデル地域の構築に向けて、市役所に「フラワー室」を設立→市が主体となって体制化を目指す


・フラワーロス🌸の課題を解決しながら、地域課題を解決し、持続可能な地域を実現する2つの政策を提案


🌟ロスフラワー🌸を加工して使用

・食用花

・洋服

・アクセサリー、ギフト

・洗剤


🌟ロスフラワー🌸を安くor無料で様々な取り組みに活用

・学校の生物の授業に使用

・お花販売カーの設置(お墓参り用)

 →ロスフラワーを安く販売

・街のいたるところをロスフラワーで彩る

 →街の景観保全、観光客、移住者の増加、地域活性化

・御花印(御朱印をロスフラワーの押し花に変えたもの)、スタンプラリーの実施

 →花き産業にかかわる場所の知名度向上、ロスフラワーへの理解促進

・フラワーアートプロジェクト

 →地域参加型のフラワーアート作り、景観保全

・フラワーワークショップ

 →花を利用したグッズ制作


このように解決策として、たくさんのアイデアがでましたが、花き産業の活性化をしながら、地域課題を解決し、地域に利益やメリットがある制度づくりをして、市や地域住民に理解を得た上で、地域全体に促進していくという点が、この政策の課題としてあげられました。そのため、6月の発表にむけて、様々な資料を活用し、自治体にヒアリングをするなどの調査を行い、さらに発展した提案ができるように頑張ります。


私は初めてのWS参加でしたが、環境と脱炭素に関して、様々な取り組みをされている方々から実際にお話を聞くという貴重な体験を通して、自身の環境問題に対する知識を深めることができました。また、異なる分野に知識を持つ大学生らと交流や議論を行い、話し合いながら提案を考えることで、自分になかった多角的な考え方や知識を身につけるとともに、チームで意見をすり合わせる方法や有意義な議論を進める方法についても学ぶことができたと思います。


このWSに参加してよかったと心から感じています。貴重な機会を頂きありがとうございました。この経験と学習を今後の学びや生活に生かしていきたいと思います 。






 
 
 

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