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2026年「海の環境問題に取り組む 学生ワークショップ」について 畑彩華

こんにちは!

今回は、3月9日から13日に行われた

環境省主催「海の環境問題に取り組む 学生ワークショップ」について紹介します。





社会学部2回生の畑彩華です。

今年度はSDGsキャンパスサポーターの共同代表を務めています。

今回のワークショップでは、さまざまな背景を持つ学生と一緒に課題に向き合い、議論を重ねる中で、自分自身にとって新しい発見や課題に気づくことができました。とても貴重な経験だったと感じています。少しでもその様子が伝われば嬉しいです。



このワークショップは、全国から集まった学生が5日間かけて、それぞれのテーマについて課題解決策を考えるプログラムです。

テーマは以下の4つでした。


① 海域環境の生物多様性

② 海域環境と地域創生

③ 海洋プラスチック

④ 海域の経済的価値


私はこの中で、②「海域環境と地域創生」をテーマに取り組みました。




事前学習として、2月25日・26日に講義が行われ、

「海洋保全をめぐる課題や国際制度」「ブルーカーボン」「海洋プラスチック汚染対策」などについて学びました。

これまで海の環境問題について深く知る機会があまりなかったので、どの内容も新鮮で学びが多かったです。特に印象に残ったのは「カーボンクレジット」です。これは、CO₂の削減量や吸収量を証明書として取引し、企業が購入することで排出量を相殺する仕組みです。

最初は「本当に意味があるのか」と少し疑問に思っていましたが、企業が関わることで環境保全の活動が広がったり、多くの人に知ってもらえるきっかけになるという点で、意義のある仕組みだと感じるようになりました。




ワークショップ本番では、

1日目:グループでの顔合わせ学部2年生から大学院生まで、専攻もさまざまなメンバーが集まりました。

2日目:現地見学河川のごみ問題や干潟の環境について学びました。実際にマイクロプラスチックを採取し、ごみが海に流れていく過程を体感できたことが印象的でした。

3〜5日目:講義とグループワーク専門家の方のお話を聞きながら、グループで議論を重ね、課題と解決策を考えました。




私たちの班では「海域環境と地域創生」をテーマに取り組みました。

最初は、自分たちのやりたいことと実現可能性の間にギャップがあり、なかなか方向性が定まりませんでしたが、それぞれの問題意識や経験を共有することで、徐々にチームとしてまとまっていきました。

その中で私たちが着目したのは、内陸部と沿岸部での海への関心の差です。

環境問題に興味を持ってもらう前に、そもそも海自体に関心を持っている人が少ないのではないかと考えました。

そこで、「体験を通して関心を持ってもらうこと」が重要だと考え、行動経済学の「ナッジ」という考え方を取り入れました。

つまり、直接教えるのではなく、自然と気づける仕組みをつくるというアプローチです。

具体的には、「サンライズ・サンセットシュノーケリング」というプログラムを考えました。

夕方には西側の海でシュノーケリングを行い、死んだサンゴの様子を見てもらい、翌朝には東側の海で美しいサンゴを体験してもらうというものです。

同じ地域でも環境の違いを体感することで、参加者自身が自然と環境問題に気づくきっかけになるのではないかと考えました。

環境問題を「教える」のではなく“しれっと気づく”体験をつくることが大事だと感じました。


一番印象に残っているのは、グループでプレゼンを作るために議論を重ねた時間です。

正直、これまでは途中で発言を控えたりすることも多かったのですが、今回は「とりあえず言ってみよう」という気持ちで積極的に参加することができました。

その結果、深い議論ができただけでなく、自分の意見をしっかり伝える経験にもなり、とても成長を感じました。


今回の経験を通して感じたのは、環境問題が「知識」としては知られていても、「自分ごと」として考えられている人はまだ少ないということです。


知識を持っているだけでなく、それをどう行動に移すかが大切だと思いました。

今後は、知識はあるけれど一歩踏み出せていない人に対して、行動のきっかけをつくれるような活動をしていきたいと考えています。

例えば現在取り組んでいるロスフラワーの活動では、実際に生け花を体験することで、「こんなに身近に社会問題に関われるんだ」と感じてもらいたいです。



 
 
 

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