こんにちは!SDGsキャンパスサポーターの入谷遥(代表・法3)です!
今回は環境省×全国の大学生によるプロジェクト「気候変動の課題解決に取り組む学生ワークショップ」(in東京・千葉)についてご紹介します!
2024年年3/13~3/17の5日間、国立オリンピック記念青少年総合センターを中心に開催され、関西学院大学代表として、キャンサポメンバーからはわたくし入谷遥と、河本美緒さん(文3)、河合駿くん(法2)が参加しました!
北は北海道から南は沖縄まで、全国から50名の大学生・院生が参加し、地域脱炭素・電気・鉄鋼・認証のチームにそれぞれ分かれ、各分野から気候変動についてワークショップ形式で考え、最後に提言発表を行いました。
また、基調講演としては、東京大学の高村ゆかり先生、JFEスチールの手塚宏之先生、サステナブルラベル協会の山口真奈美先生をはじめ、専門家の方々によるご講演を拝聴しました。
また、現地見学では千葉エコ・エネルギー株式会社さま、JFEスチール東日本製鉄所さま、東京電力パワーグリッドさまを見学させていただきました。
それでは以下、入谷がワークショップを通して学んだこと・実際の発表内容についてご紹介します!
【地域脱炭素1班・ゆーとぴあの輪】
私の班では、基調講演で拝聴した、高知県黒潮町の事例を参考にしながら、全国の地域(地方自治体)における気候変動対策への課題について深堀しました。そこで、現在環境省の認める、「脱炭素先行地域」である地域と、そうではない地域(脱炭素後行地域と呼称)とを比較し、「再生可能エネルギーのポテンシャル」があるのに後行している地域に絞り、問題点として「過疎自治体」であることによるあらゆるリソースが不足していることに着目しました。
また、地域脱炭素化を進めるうえで、自治体と再エネ企業とのマッチングが必要であり、環境省は既に、マッチング促進のための「脱炭素プラットフォーム」をつくっています。しかし、既存のプラットフォームには比較的リソースのある自治体、そして再エネ「大」企業が中心にマッチングしていること、そもそもマッチングはアナログでコストがかかること、先行地域のノウハウを拡張できていないこと、といった課題点があると考えました。
そこで私たちの班では、環境省への提言として、既存の脱炭素プラットフォームの改革を求める提言を発表させていただきました。マッチングにAIを導入したり、再エネ企業の母数を増やすためにベンチャー企業の参入も提案し、副次効果として地域定住化から県内企業になることから、地方銀行との連携まで拡大できるのではないかという見込みも提唱しました。
当プロジェクトのハードスケジュールによる短い準備期間、そして7分という短い発表時間の中で、苦戦した部分もありましたが、結果として優勝・準優勝は逃したものの、環境省の職員さん千葉市役所の職員さんからはご好評をいただくことが出来ました。そして、他チームの刺激的な発表を受け、非常に学びある経験となりました。
今後は、現案をさらにブラッシュアップした提言発表を6月に予定しているので、それに向けて班のメンバーで準備中です!今回のプロジェクトを通して、気候変動について今まで以上に専門的に学ぶことができた上に、初めて、他大学の学生と全国規模で、交流することが出来、さまざまな価値観や視点の違いを良い刺激として肌で感じながら、ワークショップの進行などコミュニケーション力が鍛えられたようにも感じています。
今回の経験をSDGsキャンパスサポーター内でも共有し、今後も関学内外のSDGs課題に対する新たなソリューションの提案・実行に尽力して参ります!
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