【ファストファッション問題】
こんばんは!ミクです🐰
皆さんラナプラザの悲劇をご存じですか⁇
ラナプラザ悲劇…ファストファッションの問題を浮き彫りにした死者多数の事故。
2013年にバングラデシュの衣料品工場ビル「ラナプラザ」が倒壊し、約4000人の死者や負傷者を出した大事故です。
事故原因は、ずさんな安全管理の中で繰り返された違法増築によるもので、犠牲者の多くはラナプラザに複数入居していたファストファッションブランドの縫製工場で働く人たちでした。
このような事故が起こった背景には、安価に手に入るファストファッションの存在があります。
ファストファッション服の多くは安価な服を早いサイクルで作るために、海外で生産されています。
海外に工場を設置する大きなメリットは、人件費の安さにあります!
より貧しい国ほど人件費は安くなります。コストカットを追求する企業は、より安く労働者を雇える国を探しました。その結果、アジア最貧国と言われるバングラデシュに多くの裁縫工場が建設されました。縫製産業はバングラデシュの主要産業となっており、縫製業に従事する国民は400万人以上といわれています。
ちなみに、、
平均月収は3900円程度で、それも早朝から夜中まで作業をしてこの程度の賃金しか支払われていなかったそうです😢
劣悪な労働環境も大きな問題でした。働く従業員のほとんどは女性であり、マネージャーからのパワハラやセクハラが常態化していました。
安全対策もずさんで、老朽化した工場や、基準に満たない違法に建築された工場が多くありました。
ラナプラザの悲劇はアパレル業界全体の利益追求の姿勢が招いた事故でした。この事故は、アパレル企業の社会的責任に注目するきっかけになったのです。
事故の翌月には、工場の安全性を保つための機関として通称アコードが設立。
バングラデシュの多くの縫製工場の安全検査が実施され、問題のある工場は業務改善命令が出たり、工場の閉鎖命令が出る法的拘束力のある協定です。
この協定にはユニクロやH&M などの主要アパレル企業222社が署名しています。調査により問題があると判断された工場の改修費用もこの協定に署名した企業が負担する仕組みになっています。
普段目にしている服がどこで、どのように作られているのか。そんな当たり前のことに目を向けてみるだけで、今まで見えてこなかった様々な問題が見えてきますね。その1つがラナプラザの悲劇であり、多くの人がファストファッション問題を直視するきっかけになりました。
私たちは服を選ぶときによく考え、買った後も大切に扱う必要があることを改めて実感しなければいけないですね!
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